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植物

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関連情報

光合成を始めたシアノバクテリア

地球最初の生命は、約40億年前に海の中で誕生したと考えられています。初期のころの生命は、日光に含まれる生物にとって有害な紫外線を避けるために深海に住み、化学物質をエネルギーとして生きていました。その後、約27億年前になると、光合成によって酸素を発生させる生物シアノバクテリアが登場します。

初めて上陸した生物は植物だった

初めて登場した植物の仲間は海中に生息する藻類(そうるい)で、今から約27億年前に登場したと考えられています。その後、その中からまず茎や葉のようなものをもつシャジクモが現れました。シャジクモは淡水に生え、初めての植物らしい植物といえます。その後、オゾン層が形成されて地上へ降り注ぐ有害な紫外線が減少したことから植物が上陸を始めました。最初に上陸したのは今から約4億5,000万年前のオルドビス紀のころで、体全体で水分を吸収するコケ植物の仲間だと考えられています。そのため、植物の生息域も水辺に限られていました。

大森林時代

やがて、体を支えられるしっかりとした茎と水を体の隅々にまで運ぶ維管束(いかんそく)、水分を吸い上げる根などをもつシダ植物が誕生しました。シダ植物は乾燥にも強く、水辺から内陸へと生息域を広げていったのです。そして今から約3億年前には、ロボク、リンボク、フウインボクといったシダ植物の大森林が陸上を覆うようになったのです。中には高さが30mを超えるものも見つかっています。現在算出されている石炭のほとんどがこの時代の植物のもので、そのためこの時代を石炭紀と呼んでいます。

石炭紀の植物のイラスト。Meyers Konversations-Lexikon 4版15巻より
石炭紀の植物のイラスト。Meyers Konversations-Lexikon 4版15巻より

種子、そして花の誕生

藻類やコケ植物、シダ植物は胞子(ほうし)で繁殖するため、大量の水を必要とします。地球の環境が乾燥化に向かうようになると、固い殻をもつ「種子(しゅし)」をもった種子植物が登場し、繁栄していきました。初め登場したのは種子になる胚珠(はいしゅ)がむき出しになっている「裸子(らし)植物」の仲間です。裸子植物は、そのほとんどが風によって花粉を運んで受粉を行う風媒花(ふうばいか)です。今から約1億年前、白亜紀(はくあき)の後期になると、効率よく受粉を行うため昆虫に受粉を助けてもらう植物が繁栄するようになりました。そこで登場したのが「花」です。また、受粉してできた種子を動物たちに運んでもらうため、種子の周りに果実をもつ植物も出てきました。種子になる胚珠が果実となる子房に覆われている「被子(ひし)植物」の登場です。こうして、白亜紀の末までには現在の植物とほぼ同じような仲間が出揃ったと考えられています。

現在見つかっている最も古い(約1億4,000万年前の)被子植物の化石。水中に生えていたと考えられています。 (c) Shizhao
現在見つかっている最も古い(約1億4,000万年前の)被子植物の化石。水中に生えていたと考えられています。 (c) Shizhao