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パルサー

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規則的な周期で電波を放射する天体、発生源は高速回転する中性子星

パルサーは、光、電波、X線、ガンマ線などを周期的に規則正しく放射している天体で、1.6m秒(1m秒は1/1000秒)から8.51秒と非常に短い周期で明滅しています。1967年に、こぎつね座で初めて発見され、これまでに500個ほどが見つかっています。
パルサーの正体は、超新星爆発によって生まれた中性子星から発せられる放射状のビームです。このビームは天体の磁極から発せられますが、この磁極と中性子星の回転軸にずれがあるので、地球から見ると回転にともない磁極が見えたり、かくれたりします。パルサーの回転は非常に高速で、しかもきわめて正確なため、人工的な電波のように観測されるこの明滅が、宇宙人からの信号であると考えられたこともあったようです。

超新星爆発後、 質量の軽いものは中性子星に、重いものはブラックホール

中性子星はどのように誕生するのでしょうか。恒星が一生を終えるとき、質量の軽い星は白色矮星となり、太陽の質量の1.4倍以上の重い星は超新星爆発を起こし、外層部は宇宙に放出されます。太陽の質量の8倍以上の重い星の場合にはブラックホールがつくられますが、それほど重くない星の場合、中心部に残った核が中性子星となります。
中性子星は直径10kmほどですが、質量は1cm3あたり1,000万tから10億tという非常に重い天体です。中性子星は年齢とともに回転の速さがおとろえ、パルサーとしての寿命は終わると考えられていましたが、近年は8.51秒というおそい周期のパルサーもみつかり、この考え方にも見直しが必要ではないかといわれています。

X線天文衛星チャンドラーがとらえたかに星雲のパルサー
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