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ロケットプレーン

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無駄をなくす、完全再使用型ロケット

世界各国で人工衛星の打ち上げが行われていますが、打ち上げに使われるロケットの多くが、一回しか使用できない設計となっています。再使用のできるNASAスペースシャトルですら、機体の回収後再び打ち上げるまでには整備などにかなりの手間や経費がかかります。そこで、各国の宇宙機関では、機体の全てが再使用でき、無駄の少ないロケットの研究が進められています。宇宙開発事業団(現 宇宙航空研究開発機構(JAXA))でも「完全再使用型ロケット」の研究が行われており、1997年11月に東京で開催された技術研究発表会では、「ロケットプレーン」と呼ばれる再使用型ロケットの概要を発表しています。その検討試案によると、ロケットプレーンは円筒形の胴体をもち、その後端に小さな三角翼の主翼と垂直尾翼をもつシンプルな形状をしています。また、胴体中央部にはペイロード・ベイをもっています。

ロケットプレーンの想像図
ロケットプレーンの想像図

ロケットプレーンの実現で、宇宙利用に弾みを

ロケットプレーンは、H-IIロケットの開発で培ったエンジン技術やHOPE-Xに向けて検討・開発された無人往還技術をさらに発展させ、2010年の実現をめざして開発を予定しています。
宇宙環境を広く一般に利用するためには打ち上げのコストを大幅に引き下げることが要求されますが、再使用が可能なロケットプレーンが実現すれば、宇宙環境利用に弾みがつくものと期待されています。