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や座

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分類:星座/神話

名称:や座(矢座)
学名:Sagitta
小分類:北半球
構成する主な星雲、星団、恒星:M71(球状星団)
神話の主な登場人物:プロメテウス/ヘラクレス/エロス(キューピッド)
日本で観測できる時期:6月~12月の約7ヵ月間
見ごろの季節:夏(20時正中は9月中旬)

わし座の隣にある小さな星座で、弓矢の矢をかたどっています。全天88星座の中で2番目に小さい上に、一番明るい星でも4等星なので、姿をはっきり確認するのは難しいかも知れません。ただし歴史は古い星座で、紀元前1200年頃にはすでに知られていました。望遠鏡を向けてみると、矢の中ほどにばらばらっとした球状星団M71を観測することができます。

1.見つけ方のポイント
わし座のすぐそばにある星座です。夏の夜、わし座アルタイルから、はくちょう座の十字の交差する点に向かってちょっと目をずらすと、矢の形をした星の並びを見つけることができます。とても小さい星座で、暗い星ばかりなので、姿を確認するのは難しいかもしれません。

2.神話の内容について
や座は、弓矢の矢をかたどっており、紀元前1200年頃にはすでに知られていた古い星座です。や座に関する神話はいろいろあります。プロメテウスは、人間に火を与えたために神々から罰を与えられ、カウカソス山の山頂に縛り付けられます。その山にはどう猛なワシがいて、プロメテウスの肝臓をついばみにくるのでした。やがてプロメテウスは、冒険の途中に立ち寄ったヘラクレスに救われます。そのときヘラクレスがワシを射落とすために使った矢が、や座になったといわれます。また、この矢は、愛の神エロス(キューピッド)の矢だともいわれています。

3.同じ時期に見える星座について
夏から秋にかけて南の空高くに昇ります。9月頃の南の空を見ると、や座の東にはいるか座こうま座ペガスス座、天頂方向(北)にはこぎつね座はくちょう座が見えます。また南(下方向)には、わし座たて座いて座など、西にはヘルクレス座などを見ることができるでしょう。

4.主要都市での観測について
夏の夜、日本全国で星座の全体が地平線の上に姿を現します。しかし暗い星が多いので形を探すのは難しいかもしれません。

※参考文献:「星座クラブ」沼澤茂美著(誠文堂新光社)、「星のポケットブック」(誠文堂新光社)、「星座天体観測図鑑」藤井旭著(成美堂出版)、「星座・夜空の四季」小学館の学習百科図鑑、「星座博物館・春」、「同・夏」、「同・秋」、「同・冬」、「同・星座旅行」瀬川昌男著(ぎょうせい)、「星空ガイド」沼澤茂美、脇屋奈々代著(ナツメ社)