いて座Post to TwitterFacebook Share

6つのがひしゃく形に並んでいる南斗六が目印

日本では夏の南天に低く輝いている星座で、さそり座の東(左)どなりにあります。6つのが小さなひしゃくの形に並んでいる「南斗六」が目印で、天の川をミルクの流れと見なした西洋では、天の川にかかる南斗六をミルクデッパー(ミルクをすくうさじ)と呼んでいます。この南斗六の柄から下のほうに、4つくらいの明るいが並んでいて、このあたりが弓と矢の部分になります。夏は一番天の川が美しい季節で、しかもこの星座のあたりは天の川が特に明るくて幅広いので、少し郊外に行けばはっきりと見ることができます。しかし、この星座は2等がひとつ、そのほかは3等以下の暗いからなっているので、さそりをねらって、大きな弓を引き絞っている半人半馬の怪人の姿を想像するのは難しいでしょう。


頭もよく武勇に秀でた半獣神ケイロン

ケンタウロスは、上半身が人間で、下半身が馬の半獣神です。弓矢をもって野山をかけめぐる野蛮な種族ですが、ケイロンだけは気高くやさしい半馬人でした。巨人タイタン族で一番強いクロノスと妖精のニンフの間に生まれ、クロノスの正妻の復讐を恐れて、自ら半馬人になりました。あるとき、ヘラクレスと闘ったとき、矢がささり、不死身の彼は苦しみ、その苦しみから逃れるため、巨人神のプロメテウスに不死の身をゆずって死にました。それを知ったゼウスは、彼の死を惜しんで天空に上げたといいます。