JAXA | 宇宙情報センター SPACE INFORMATION CENTER

メニュー

メニュー

SOHO

シェア

関連情報

分類:人工衛星

(c)SOHO (ESA & NASA), Alex Lutkus
(c)SOHO (ESA & NASA), Alex Lutkus

名称:SOHO(Solar and Heliospheric Observatory)
小分類:科学衛星
開発機関・会社:アメリカ航空宇宙局(NASA)/欧州宇宙機関(ESA)
運用機関・会社:アメリカ航空宇宙局(NASA)/欧州宇宙機関(ESA)
打ち上げ年月日:1995年12月2日
運用予定期間:当初2年間を予定、2009年1月現在も運用中
打ち上げ国名・機関:アメリカ合衆国
打ち上げロケットアトラスIIAS
打ち上げ場所:ケープカナベラル空軍基地
国際標識番号:1995-065-A

SOHOは、アメリカ航空宇宙局NASA)と欧州宇宙機関ESA)の共同による太陽観測衛星です。SOHOはSolar and Heliospheric Observatoryの略で、太陽および太陽圏観測衛星という意味です。太陽の方向に地球から約150万km離れたラグランジュ点(L1)に置かれているため、地球に遮られることなく常時太陽を観測することができます。1995年12月2日に打ち上げられ、当初は2年間のミッションを予定していましたが、2009年1月現在も現役で運用が続けられています。

1.どんな形をして、どんな性能を持っているの?
本体の大きさは4.3m×2.7m×3.7m、太陽電池パネルを展開した際の幅は9.5m、打ち上げ時質量1,850kg。12種類の観測機器により、太陽表面、太陽コロナ、太陽風を観測します。

2.どんな目的に使用されるの?
太陽の内部構造および内部のダイナミクスを探ること、太陽コロナがなぜ存在し、なぜ100万℃もの高温であるのかを探ること、太陽風がどこから生成され、どう加速されるかを探ることがその任務です。様々な観測機器により常時太陽を観測し、これらの謎に迫ります。

3.宇宙でどんなことをし、今はどうなっているの?
太陽の対流層および太陽黒点の内部構造の姿を捉えることに成功しました。また、太陽の温度構造、内部での回転、内部でのガスの流れをこれまでになく詳細に調べること、低速および高速の太陽風の加速の様子を計測すること、高速の太陽風の生成地点および加速メカニズムを特定することにも成功しました。そして、コロナ波や太陽トルネード等の新しい太陽現象を発見しました。加えて、サングレイザーと呼ばれる、太陽をかすめる彗星を1,500個以上発見しました。2009年1月現在も運用が続けられています。

左、SOHO/LASCO C3が捉えたニート彗星(C/2002 V1)とコロナ質量放出(CME)。右、SOHO/LASCO C2が捉えた大規模なコロナ質量放出(CME)。(c)SOHO (ESA & NASA)
左、SOHO/LASCO C3が捉えたニート彗星(C/2002 V1)とコロナ質量放出(CME)。右、SOHO/LASCO C2が捉えた大規模なコロナ質量放出(CME)。(c)SOHO (ESA & NASA)

4.どのように地球を回るの?
この観測衛星は、太陽の方向に地球から約150万km離れたラグランジュ点(L1)に置かれています。150万kmという距離は、月までの距離よりも約4倍も遠くです。この位置に置かれた物体は地球のまわりを回ることはなく、常に太陽地球を結ぶ直線上に位置しながら、地球と一緒に太陽のまわりを公転します。これにより、地球に遮られることなく、常時太陽を観測し続けることが可能です。