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太陽光発電

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太陽光発電でクリーンなエネルギーを

人工衛星のエネルギー源として使われている太陽光発電のシステムを、21世紀のクリーンなエネルギー源として実用化しようという研究が本格的に始まりました。これは宇宙空間や砂漠に太陽電池を設置して、ここで発電した電力を高出力レーザーに変換し、レーザーネットワークを通じて各地に伝送しようという構想(LE‐NET構想)です。研究は、文部科学省を中心に、宇宙航空研究開発機構(JAXA)、民間の研究機関や企業、大学などの共同プロジェクトとして行われています。

宇宙太陽光発電では飛行船を中継して地上に伝送

太陽光発電は、気象の変化が少ない砂漠や宇宙空間が適しています。とくに昼夜や大気の影響を受けない宇宙空間は最適で安定した電力供給が期待できます。宇宙太陽光発電の構想では、高度3万6,000kmの軌道上に大型の太陽電池衛星を設置し、ここで発電した電力を、いったん高度20kmの低空に浮かぶ飛行船にレーザーで中継し、さらに地上のアンテナへはマイクロ波や光ファイバーで送信するという方法が考えられています。
太陽電池の組み立てに要する打ち上げ費用や、レーザーの送信技術の研究など、課題はたくさんありますが、当面10年後をめどにレーザーの基礎技術を固める方針で、2025年には試験送電を行う目標を掲げています。第一段階として、マイクロ波を使って小規模な電力を宇宙から地上に送る技術を実証する衛星を、2007年~2008年に打ち上げることを目標に研究を進めています。