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太陽系の構成

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関連情報

太陽系は、中心星である太陽のまわりに、ほぼ同一の軌道面内にある8個の惑星とその衛星、小惑星や彗星などの太陽系小天体から構成されています。太陽から一番外側の惑星である海王星までの距離は約45億kmで、太陽から地球までの平均距離(約1.5億km=1天文単位(AU))の約30倍(30AU)です。海王星の外側から数百AUにわたる領域には冥王星をはじめとした多数の天体の存在が確認されています。この領域は「エッジワース・カイパーベルト」と呼ばれており、短周期彗星の供給源であると考えられています。長周期彗星はさらに遠方から来ており、数万AUから1光年近くにわたる仮想的な彗星供給源の領域として「オールトの雲」と呼ばれています。惑星間の空間は真空ではなく、1cm³あたり数個の陽子や電子、イオンからなる太陽風太陽から秒速数百km/sの速度で外側に向けて流れており、地球の磁気嵐やオーロラに代表されるような太陽系天体との相互作用を引き起こしています。また、惑星間空間には黄道光の原因となる微小な塵(ちり)が存在しています。

惑星

太陽系の惑星の定義は、(1)太陽の周囲を公転している、(2)十分大きい(重い)ために、自分の重力でほぼ球形をしている、(3)自分の軌道から他の天体を掃きだしている、という3つの条件を満たす天体であることです。太陽に近い側から4個の地球型惑星、2個の木星型惑星、および2個の天王星型惑星が存在しています。

地球型惑星

太陽系の惑星のうち、内側を公転している水星金星地球火星の4惑星は、主に岩石質でつくられた惑星で、固体惑星、岩石惑星とも呼ばれます。直径が比較的小さく、密度が高いのが特徴です。中心には金属の鉄・ニッケルからなる核があり、その周囲をケイ酸塩からなるマントル(核を取り巻く層)がおおい、さらにその外側に、同じくケイ酸塩からなる地殻があります。地殻が惑星の表面にあたります。ケイ酸塩とは、ケイ素と酸素にさまざまな元素が結びついたものです。

木星型惑星

木星土星木星型惑星と呼ばれる惑星です。それらの主な成分は水素とヘリウムです。これらは地球上では気体として存在し、木星土星でも大気に相当する外側の部分では気体として存在します。そのため巨大ガス惑星とも呼ばれます。しかし、内部では高い圧力のため、液体や液体金属状態になっていると考えられています。中心部には岩石や氷でできた核があると考えられています。地球のような表面が岩石で覆われた惑星とは異なり、固い地面というものがないため、内部と大気の境目がはっきりしません。水素やヘリウムが大部分を占めているため、大きさのわりに軽く、平均密度は低く、地球の4分の1以下です。

天王星型惑星

天王星海王星は、以前は木星型惑星に分類されていましたが、最近では天王星型惑星と区別して呼ばれます。天王星・海王星も、木星土星同様、水素とヘリウムを主成分としています。しかし、メタンの割合が木星土星に比べて大きく、大気の下に水やメタン、アンモニアの氷でできたマントルが存在していると考えられるため、木星土星と区別して天王星型惑星、または巨大氷惑星と呼ばれています。

その他の太陽系天体

水星金星を除く惑星のまわりには衛星が存在します。また、地球型惑星と木星型惑星の間の領域には多数の小惑星が存在する小惑星帯があります。天王星型惑星の外側にも、太陽系外縁天体と呼ばれる小天体が多数存在している領域があり、エッジワース・カイパーベルトと呼ばれています。これらはほぼ同一の公転面内あたりに存在しますが、さらに外側にはほぼ球状に彗星の巣とされるオールトの雲があると考えられています。