JAXA | 宇宙情報センター SPACE INFORMATION CENTER

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日本の宇宙開発の歴史 1980年代

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関連情報

1981(昭和56)年

1月
東京大学宇宙航空研究所、S-520ロケット2号機を打ち上げ。上空でワイヤーにつないだ子ロケットを押し出し、本体ロケットともに飛行。
2月
宇宙開発事業団N-IIロケット運用開始。1号機で技術試験衛星ETS-IVを打ち上げ。静止トランスファー軌道投入に成功し、「きく3号」と命名される。N-IIロケット1号機で技術試験衛星IV型「きく3号」打ち上げ。
東京大学宇宙航空研究所、太陽活動極大期観測(SMY)参加(1979年)で、M-3Sロケット2号機(M-3S-2)で第7号科学衛星(天文観測衛星)ASTRO-Aを打ち上げ。「ひのとり」と命名される。

打ち上げ直前のN-II ロケット(種子島宇宙センター)
打ち上げ直前のN-II ロケット(種子島宇宙センター)

4月
東京大学宇宙航空研究所を改組、宇宙科学研究所発足(国立学校設置法により大学共同利用機関として設置される。文部省所管)。略称はISAS
8月
宇宙開発事業団、小型ロケットTT-500A10号機を打ち上げ。N-IIロケット2号機で静止気象衛星GMS-2を打ち上げ。「ひまわり2号」と命名される。
9月
ひまわり2号」から初の地球雲の画像を送信。

1982(昭和57)年

1月
宇宙科学研究所、カッパ9M型ロケット73号機を打ち上げ。
8月
宇宙開発事業団、TT-500A型ロケット11号機を打ち上げ。宇宙実験装置搭載の頭胴部を海上で回収。ニッケル系合金の製造に成功(発表は同年12月)
9月
宇宙開発事業団N-Iロケット9号機で技術試験衛星ETS-IIIを打ち上げ。軌道投入に成功し、「きく4号」と命名される。N-Iロケット運用終了(合計7機)。続いて気象観測小型MT-135PT型ロケット33号機を打ち上げ。
宇宙科学研究所、S-210型ロケット13号機、S-310ロケット12号機を打ち上げ。

1983(昭和58)年

1月
宇宙科学研究所、カッパ9M型ロケット76号機を打ち上げ。
宇宙開発事業団、TT-500A型ロケット12号機を打ち上げ。宇宙実験装置搭載の頭胴部を海上で回収。
2月
宇宙開発事業団N-IIロケット3号機(N-II-3)で初の実用静止通信衛星CS-2aを打ち上げ。軌道投入に成功し、「さくら2号a」と命名される。
宇宙科学研究所M-3Sロケット3号機(M-3S-3)で第8号科学衛星X線(科学衛星ASTRO-Bを打ち上げ、「てんま」と命名される。
5月
電電公社、「さくら2号a」の運用を開始。宇宙中継テレビ電話を開設。

通信衛星2号-a(CS-2a)「さくら2号-a」(想像図)
通信衛星2号-a(CS-2a)「さくら2号-a」(想像図)

6月
N-IIロケットで国内静止衛星「さくら2号b」打ち上げ。
日本政府、宇宙飛行士の救助・送還ならびに宇宙空間に打ち上げられた物体の返還に関する協定など「宇宙3条約」に加入。
宇宙開発委員会特別部会、「我が国の宇宙開発に関する長期ビジョン」を提出。
8月
宇宙開発事業団、実用静止通信衛星CS-2bを打ち上げ。軌道投入に成功し、CS-2bは「さくら2号b」と命名される。
宇宙開発事業団、TT-500A型ロケット13号機を打ち上げ。宇宙実験装置搭載の頭胴部を回収。
10月
宇宙開発事業団スペースシャトル利用の第一次宇宙材料実験の宇宙飛行士(PS:ペイロード・スペシャリスト)の公募を開始。
11月
スペースシャトルによる「粒子ビームを用いた宇宙科学実験(SEPAC)」実施。

1984(昭和59)年

1月
宇宙開発事業団N-IIロケット5号機(N-II-5)で初の実用放送衛星BS-2aを打ち上げ。軌道投入に成功し、「ゆり2号a」と命名される。

放送衛星2号「ゆり2号-a」BS-2a
放送衛星2号「ゆり2号-a」BS-2a

2月
宇宙科学研究所、国際中層大気観測計画(MAP、1982-1985年)参加。M-3Sロケット4号機(M-3S-4)で第9号科学衛星EXOS-Cを打ち上げ、「おおぞら」と命名される。
宇宙開発委員会が宇宙開発大綱を改定。
1.昭和66年度を目標にH-IIロケットを開発
2.今後15年間に約50基の実用衛星を打ち上げ
3.アメリカの宇宙基地計画に積極的に参加 など宇宙実用化時代を提唱。
5月
宇宙開発事業団、アメリカの宇宙基地計画に参加するため「宇宙基地参加構想」をまとめる。
6月
宇宙開発事業団、次世代H-IIロケットを2段式の液体水素・液体酸素ロケットとする基本構想をまとめる。
8月
宇宙開発事業団N-IIロケット6号機で静止気象衛星GMS-3を打ち上げ、「ひまわり3号」と命名される。
10月
宇宙科学研究所、臼田宇宙空間観測所開設。

1985(昭和60)年

1月
宇宙科学研究所M-3SIIロケット1号機(M-3SII-1)で日本初の惑星探査MS-T5を打ち上げ。目的はハレー彗星観測。「さきがけ」と命名される。

M-3SII-1
M-3SII-1

2月
宇宙開発事業団筑波宇宙センター宇宙飛行士訓練装置が完成。
4月
宇宙開発委員会、「宇宙基地参加に関する基本構想」を了承。
8月
宇宙開発事業団、スベースシャトルの日本人搭乗科学者として、土井隆雄・内藤千秋・毛利衛の3名を決定。
宇宙科学研究所M-3SIIロケット2号機(M-3SII-2)での目的はハレー彗星探査機PLANET-Aを打ち上げ。「すいせい」と命名される。固体燃料による重力圏脱出は世界初の快挙となる。

1986(昭和61)年

2月
宇宙開発事業団N-IIロケット8号機(N-II-14)で実用放送衛星BS-2bを打ち上げ、「ゆり2号b」と命名される。
3月
宇宙科学研究所の「さきがけ」がハレー彗星に最接近。
8月
宇宙開発事業団、2段式H-Iロケット運用開始。1号機でアマチュア無線衛星「ふじ」・測地衛星「あじさい」、MABES(磁気軸受フライホイール実験装置)を打ち上げ。軌道投入に成功。

H-Iロケット第1段射座据え付け(種子島宇宙センター)
H-Iロケット第1段射座据え付け(種子島宇宙センター)

9月
宇宙科学研究所、大気光観測用のS-310ロケット17号機を打ち上げ。

1987(昭和62)年

2月
宇宙科学研究所M-3SIIロケット3号機( M-3SII-3)でX線天文衛星ASTRO-Cを打ち上げ、「ぎんが」と命名される。
宇宙基地建設計画への参加について、日本・アメリカ・カナダ・ESA欧州宇宙機関:13カ国)の4極協議開催。宇宙基地の民生用、平和目的のための開発・利用の基本原則を確認。
宇宙開発事業団N-IIロケット7号機で海洋観測衛星1号MOS-1を打ち上げ。「もも1号」と命名される。(N-IIロケット運用終了、合計8機)
5月
宇宙開発委員会長期政策懇談会、「宇宙開発の新時代をめざして」の報告書を提出。日本も有人宇宙活動を推進し、独自の宇宙往還機開発が必要という内容。
8月
宇宙開発事業団H-Iロケット試験3号機で技術試験衛星V型ETS-Vを打ち上げ、「きく5号」と命名される。
9月
宇宙科学研究所MT-135ロケット47号機・48号機を打ち上げ。

1988(昭和63)年

K-9M-81ロケット
K-9M-81ロケット

2月
宇宙開発事業団H-Iロケット3号機(H-I-3)で通信衛星3号CS-3aを打ち上げ、CS-3aは「さくら3号a」と命名される。
9月
TR-Iロケット1号機の打ち上げ(種子島宇宙センター)。
H-Iロケット4号機(H-I-4)で国内通信衛星「さくら3号b」打ち上げ。
宇宙ステーション政府間協力協定(IGA)署名(米・加・欧・日)。

1989(平成元)年

1月
宇宙開発事業団H-IIロケット開発のための試験用ロケットTR-I型2号機を打ち上げ。

TR-Iロケット2号機の打ち上げ(種子島宇宙センター)
TR-Iロケット2号機の打ち上げ(種子島宇宙センター)

2月
気象庁、気象観測小型ロケットの打ち上げ700号機目(MT-135PT型)を達成。
宇宙科学研究所、M3SII型ロケット4号機(M-3SII-4)で第12号科学衛星オーロラ観測衛星)EXOS-Dを打ち上げ、「あけぼの」と命名される。
4月
宇宙科学研究所、東京都から神奈川県相模原市に移転。
9月
宇宙科学研究所宇宙背景放射観測ロケットS-520型10号機を打ち上げ。
宇宙開発事業団H-Iロケット5号機で静止気象衛星4号GMS-4を打ち上げ、「ひまわり4号」と命名される。
12月
NASAアメリカ航空宇宙局)、宇宙実験計画「第二次国際微小重力実験室(IML-2)」にNASDA宇宙開発事業団)が提案した実験装置7種を採用。

1990(平成2)年

1月
日本通信衛星社(JCSAT)の静止通信衛星JCSAT-2が、アメリカケープカナベラル基地(ケネディ宇宙センター)からタイタン3型商業用ロケットによって打ち上げ。
宇宙科学研究所M-3SIIロケット3号機(M-3SII-5)で工学実験衛星MUSES-Aを打ち上げ、「ひてん」と命名される。
2月
宇宙開発事業団、日本で初めて3つの衛星を打ち上げる。H-Iロケット6号機で打ち上げられた人工衛星は、海洋観測衛星MOSI-D「もも1号b」、技術試験衛星DEBUTおりづる」、アマチュア無線衛星JAS-1b「ふじ2号」とそれぞれ命名される。
3月
宇宙科学研究所、異常気象の原因解明のため、実験ロケットを打ち上げ。また、同年1月に打ち上げた衛星「ひてん」が月の重力を利用したスウィングバイ(軌道変換技術)に成功(スウィングバイ技術の確立)。
4月
第一次材料実験(ふわっと'91)計画のプライムPS決定。
8月
宇宙開発事業団H-Iロケット7号機で静止放送衛星BS-3aを打ち上げ、「ゆり3号a」と命名される。
12月
TBS秋山豊寛宇宙特派員、ソ連のソユーズTM11宇宙船に搭乗。