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スペースシャトル内の環境

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スペースシャトルの最大重力加速(G)は旅客機の約10倍

スペースシャトルが打ち上げられると、スペースシャトルのコックピットの中はエンジンや機体からの大きな音が響き、激しい振動が生じます。また宇宙飛行士は、瞬間的に1.6G(G=重力加速でかかる力)で椅子におしつけられます。これは旅客機の離陸時で感じるときのおよそ5倍です。
固体ブースタが切りはなされると騒音と振動は大きく減少しますが、Gは増え続けて最大3.0Gになります(旅客機の10倍)。
騒音と振動が消えて打ち上げからおよそ8分後、メインエンジンが停止されるとコックピットの中は無重力状態になります。乗組員は打ち上げのあいだ、ヘルメットと通信装置のおかげで激しい騒音の中でもほかの乗組員の声を聞くことができます。

スペースシャトルの打ち上げ。このとき、宇宙飛行士たちには1.6Gの重力がかかっている。
スペースシャトルの打ち上げ。このとき、宇宙飛行士たちには1.6Gの重力がかかっている。

気圧と酸素・チッ素成分比は地上と同じに設定されているミッドデッキ

今までの宇宙船はコックピットが狭いので、乗組員はうずくまって乗り込まなければなりませんでした。スペースシャトルは作業空間と生活空間が分かれていて、ベッドトイレ・キッチンなどのスペースがあります。そのため乗組員の宇宙での生活環境は大変良くなりました。
広さはミッドデッキが約9m2、上部フライトデッキが約4m2ほどです。乗組員の人数からすれば大変狭いのですが、無重力状態ではあらゆる空間が利用できるため過ごしやすく感じます。ミッドデッキの天井は床から2.3mの高さにあるので、乗組員は天井近くでもふわふわ浮いていられるのです。操縦室は飛行機の操縦室と変わらない広さで、圧迫感はありません。

ミッドデッキでくつろぐ毛利宇宙飛行士
ミッドデッキでくつろぐ毛利宇宙飛行士