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船外活動宇宙服から生まれたサングラス

太陽の光線には、大量に受けると皮膚ガンなどの原因になる紫外線があります。紫外線を受ける量が多い海岸や南半球などの地域では、目を守るためにサングラスは欠かせません。NASAジェット推進研究所(JPL)の太陽エネルギ−研究部門で、スペースシャトル船外活動宇宙服のヘルメット用サンバイザー(太陽光線避け)のために、放射防護レンズ(RBL)が開発されました。このレンズは、強烈で有害な放射熱や紫外線などの太陽光線の99%を、人間の目に安全な光線に変える機能を持っています。この技術は、サングラスのほかに、医療用眼鏡レンズ、スキー用ゴーグル、除雪地域用車両のフロントガラスなどさまざまな製品に利用されています。

きれいに切れるセラミックスはNASAの技術

先端技術を支えるセラミックスは、硬度(こうど=かたさ)が高く、消耗しにくいという特徴から、工具やエンジン、電子部品などに広く使われています。また、その特徴を取り入れたセラミックスのはさみや包丁、ナイフは、さびずにきれいに切ることができます。セラミックスは、大陸間弾道ミサイル(ICBM)が発射されて、地球の大気圏外に出てから再び大気圏に突入するときに発生する高熱で、ICBMの頭部が溶けて燃えないように開発された素材です。開発初期は衝撃に弱いという欠点がありましたが、のちに、衝撃強度の強い改良セラミックスがつくられ、NASA人工衛星の搭載カプセルに応用されました。