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かんむり座

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関連情報

分類:星座/神話

名称:かんむり座(冠座)

学名:Corona Borealis
小分類:北半球
構成する主な星雲、星団、恒星:ゲンマ、またはアルフェッカ(アルファ星)/ヌサカン(ベータ星)/RCrB(不規則変光星)/TCrB(反復新星)
神話の主な登場人物:ミノス/アリアドネ/テセウス/ミノタウロス/ディオニュソス
日本で観測できる時期:3月~10月の約8ヵ月間
見ごろの季節:春(20時正中は7月中旬)

うしかい座の東にある、きれいな星座です。7個の星が半円形に並び、小さいけれど王冠のように美しい形をしています。アルファ星ゲンマは「宝石」の意味で、文字どおり王冠の中央に位置し、宝石のようにかがやいています。かんむり座は形が独特で、日本でも古くから「土俵星」や「きんちゃく星」などの名前で親しまれてきました。星座内には80年に一度明るくなるTCrBという新星や、突然暗くなるRCrBという変光星があります。

1.見つけ方のポイント
うしかい座の上半身、体にあたる部分の東を見ると、7つの星が半円形を描いているのが見つかります。小さい星座で、一番明るい星が2等星ですが、形がまとまっているため、見つけるのは簡単です。またへびつかい座のへび(へび座)の頭の部分から、上方向へ目を移していっても見つけることができます。

2.神話の内容について
クレタ王のミノスは、毎年迷宮に住む怪物ミノタウロスにいけにえを捧げていました。ミノスにはアリアドネという娘がいましたが、ある年、いけにえとして連れてこられたアテナイの王子テセウスを一目見て恋に落ちてしまいます。アリアドネは、テセウスが怪物に殺されないよう、道案内のための糸玉を与えます。おかげでテセウスはミノタウロスを殺して迷宮から生還しますが、彼を助けたアリアドネももうクレタにはいられません。テセウスはアリアドネを連れて船で逃げ出しますが、途中で一泊したナクソスの島で、眠りについた彼女を置き去りにして、自分だけアテナイに帰ってしまいました。目覚めたアリアドネは嘆き悲しみ、海に身を投げますが、そこに現われたディオニュソスが彼女を助けて妻とし、彼女の冠を天に放り投げました。すると冠は天の星座となりました。それが現在のかんむり座だということです。

3.同じ時期に見える星座について
かんむり座の西には、1等星アルクトゥルスをもつうしかい座、東にはヘルクレス座があります。また北天に位置していますので、北の空に一年中見えるりゅう座ケフェウス座おおぐま座などとも一緒に見ることができます。また南側には、へびつかい座から伸びる、へび座があります。

4.主要都市での観測について
日本全国で見ることができます。

※参考文献:「星座クラブ」沼澤茂美著(誠文堂新光社)、「星のポケットブック」(誠文堂新光社)、「星座天体観測図鑑」藤井旭著(成美堂出版)、「星座・夜空の四季」小学館の学習百科図鑑、「星座博物館・春」、「同・夏」、「同・秋」、「同・冬」、「同・星座旅行」瀬川昌男著(ぎょうせい)、「星空ガイド」沼澤茂美、脇屋奈々代著(ナツメ社)