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ヴァンデンバーグ空軍基地

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関連情報

分類:宇宙開発機関
名称:ヴァンデンバーグ空軍基地(Vandenberg Air Force Base)
小分類:打ち上げ射場
国名:アメリカ
所在地:カリフォルニア州
設立年月日:1957年6月7日

ヴァンデンバーグ空軍基地はフロリダ州のケープカナベラル空軍基地と並ぶアメリカ空軍の打ち上げ射場で、現在は空軍宇宙軍団第14航空軍の司令部が置かれています。
アメリカ陸軍がロスアンジェルス北西の半島部、サンタマリア、ロンポク周辺の広大な土地を取得したのは1941年3月のことで、キャンプ・クックという名で戦車の訓練場として使われました。しかし第二次大戦終結後はあまり使われておらず、50年代後半になって空軍がミサイル実験場として譲り受け、1957年6月にクック空軍基地となりました。そして、急逝した二代目空軍参謀長の名を冠してバンデンバーグ空軍基地と改称されたのです。
ヴァンデンバーグで最初にミサイル試射がおこなわれたのは1958年12月16日のことで、ソー中距離弾道ミサイルが発射されました。そして2ヵ月後の1959年2月28日に初の極軌道人工衛星ディスカバラー1の打ち上げがおこなわれています。以後、ヴァンデンバーグでは空軍の戦略弾道ミサイルの試射と国防総省および空軍、NASAの衛星打ち上げを並行して実施しており、NASAではアメリカ西部宇宙ミサイルセンターと呼んでいます。これに加えて、ヴァンデンバーグからは民間企業による打ち上げも計画されており、スペースポート・システムズ・インターナショナル(SSI)社がバンデンバーグの一角を借りてカリフォルニア・スペースポートを建設しています。

1.どのような組織になっているの?
ヴァンデンバーグには空軍宇宙軍団第14航空軍(AFSPC/14th AF)司令部が置かれており、第14航空軍指揮下の30th SW(第30宇宙航空団)が編成されています。実際に打ち上げを担当するのは30th SW指揮下にある4th SLS(第4宇宙打ち上げ中隊)で、SLC-3/4(第3/第4宇宙打ち上げコンプレックス)から主にアトラスタイタンを打ち上げています。このほかSLC-5はスカウト用、またタイタン用に建設されたSLC-6はスペースシャトル打ち上げ用に使用される予定でした。しかし、実際には使用されることはなく、民間打ち上げ用のカリフォルニア・スペースポートのSLF(宇宙打ち上げ施設)に改修されています。

2.地図上ではどの辺にあるの?
ヴァンデンバーグはサンタマリアおよびロンポクの西側の半島部にあって、現在はミサイル施設はサンタマリアに近い北の岬付近、ロケット打ち上げ施設はロンポクに近い南の岬付近にあります。この南北の施設は一般道で分断されているため、北ヴァンデンバーグ基地、南ヴァンデンバーグ基地と呼び分けられます。北バンデンバーグ基地にもソーやソー・デルタ打ち上げ用のSLC-1、SLC-2もありましたが、現在は南バンデンバーグ基地のSLC-4からほとんどの打ち上げがおこなわれています。

3.これまでに打ち上げたロケット人工衛星は?
ロケットは、ソー、ソー・エイブルスター、ソー・アルテア、ソー・バーナー、ソー・デルタ、アトラスアトラス・アジェナ、アトラス・プライム、タイタンタイタン・アジェナ、スカウト、キャスター・スクラムジェット、デルタ、アシーナ、トーラスペガサスXLがあります。
人工衛星は、ディスカバラー、エコー、スナップショット原子炉衛星、NOAA地球観測衛星、ランドサット地球観測衛星ラクロス・レーダー画像衛星、キーホール偵察衛星、DMSP国防気象衛星、DSP赤外線探知衛星、ナブスター航法衛星、ポーラー探査帰MSX(ミッドコース宇宙実験)衛星、イリジウム通信衛星、ATEX/STEX技術試験衛星、ARGOS技術試験衛生、オーステッド地磁気観測衛星(デンマーク)、サンサット技術試験衛星、イコノス監視衛星、クイックスキャット海洋観測衛星があります。