変光星Post to TwitterFacebook Share

明るさを変える

夜空に輝くの中には、その明るさを変えるものがあります。そのようなを総称して、変光と呼びます。例えば、秋の星座であるくじら座の心臓にあたる位置にあるミラは、もっとも明るいときで2等、一方でもっとも暗いときには10等と、周期的に明るさを変化させることが知られています。

変光は、大きく分けてそのメカニズムから2種類に分けることができます。食変光とそれ以外です。食変光とは、がなんらかの理由で物理的に隠されて明るさを変える現象です。例えば、明るいの周りを暗いが公転していて、地球から眺めたときに2つのが見かけ上で重なる方向に並ぶ(ちょうど日食のような状態になることがある)ような軌道のときに、2つのの位置関係によって合成された明るさが変わり、変光現象として観察されます。秋の星座ペルセウス座にあるアルゴルが代表的な例です。

このような食変光に対し、そのものがなんらかの物理的メカニズムによって自身がその明るさを変える現象があります。例えば、ミラなどは、脈動変光と呼ばれるタイプの変光で、自身が膨張と収縮を周的的に繰り返すことで変光しています。の内部からのエネルギーの伝達の途中で、不安定な状況が発生した時に、このような周期的変光を示すことが知られています。あるタイプの脈動変光では、変光周期と真の明るさのあいだに一定の関係があるので、変光周期から導かれる真の明るさと見かけの明るさとを比較することで、そのまでの距離を知ることができます。

また、近接連のような状況にある連系では、一方のに降り積もって高温になったガスが吹き飛ばされる新爆発などが起こり、これが変光現象として観測されることもあります。