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ベトナム科学技術院・宇宙技術研究所

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関連情報

分類:宇宙開発機関

名称:ベトナム科学技術院・宇宙技術研究所/Space Technology Institute(STI), Vietnamese Academy of Science and Technology(VAST)
国名:ベトナム社会主義共和国
本部所在地:ハノイ
設立年月日:2006年11月20日

ベトナム科学技術院(VAST)は、以前は自然科学・技術国立研究所(NCST)と呼ばれる機関であったものが2004年1月に改組されたものです。現在、VASTでは、科学技術省、天然資源環境省、郵政通信省、農業地方開発省が連携してベトナムの宇宙科学技術応用を進めていますが、近い将来にはベトナム宇宙委員会(VNSC)に移管される予定です。

2006年6月14日、「ベトナムの2020年までの宇宙技術に係る研究応用戦略」を首相が承認し、同年11月にVASTの下に宇宙技術研究所(STI)を設立しました。この「2006-2020宇宙技術研究応用戦略」では、宇宙技術応用の基礎能力の向上による同国初の人工衛星、ベトナム通信衛星VINASAT-1の打ち上げとリモートセンシング地上局プロジェクトの達成、そして宇宙技術に係る国際協力と訓練の前進が取り上げられています。このVINASAT-1は、2008年4月18日、欧州宇宙機関(ESA)アリアン5ロケットにより打ち上げられました。

STIの役割には、リモートセンシング、地理情報システム(GIS)、全地球測位システム(GPS)における衛星技術応用の研究開発、宇宙技術のためのインフラ整備、教育訓練活動の促進、そして国際協力の探索があげられます。

ベトナム郵電公社(VNPT)は2009年9月、同国2機目の通信衛星VINASAT-2の打ち上げを2012年に実施することを発表しました。同衛星のプロジェクトコストは2億9,000万~3億5,000万ドルです。また、同衛星の技術研究や市場調査などのフィージビリティースタディの実施により、海外の衛星製造企業との協議も進めていることも明らかにしています。

VASTは、ハノイ市ホアラックハイテク団地に宇宙技術研究センターを建設し、政府開発援助(ODA)を活用した小型光学地球観測衛星VNREDSat-1計画を検討しています。そのために、2009年11月13日に欧州のEADSアストリウム社とVNREDSatプロジェクトに関するパートナーシップ契約を締結しました。同プロジェクトには衛星、地上局およびベトナム天然資源環境省(MONRE)のデータ受信・処理施設で構成される衛星システムの開発・設計や、共同プログラムおよびベトナム人技術者訓練の実施が含まれています。今後は、VNREDSat-1を2012年までに調達して打ち上げるほか、2017年以降に国産小型地球観測衛星の打ち上げを計画しています。