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広大な宇宙

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宇宙の巨大な構造

宇宙は広大ですが、広大すぎてそのイメージをつかむのは簡単ではありません。ここでは、宇宙の典型的なスケールについて見ていきましょう。

地球に最も近い天体は月です。月までの距離は約38万4,400km。光の速さでおよそ1秒で到達する距離になります。地球から太陽までの距離は約1億5,000万km。天文学ではこの距離を「天文単位(AU)」として定義しています。光の速さで8分19秒かかる距離です。

ここからは太陽を基準に考えてみましょう。太陽からの距離は、木星までおよそ5天文単位、美しい環で有名な土星は10天文単位。天王星が20天文単位、海王星が30天文単位。海王星からおよそ50天文単位の間には、太陽系外縁天体と呼ばれる小天体が存在しています。太陽系の最も外側にあるオールトの雲は、太陽から数万天文単位の領域に球殻状に存在していると考えられています。

最も近い恒星は、ケンタウルス座のα星です。この星は三重連星ですが、そのうちプロキシマ・ケンタウリという恒星が太陽から最も近く、4.22光年の距離にあります。つまり光の速さで4.22年かかる距離です。夜空に肉眼で見える星の大部分は、数百光年以内の近くにある星々です。たとえば、七夕のおりひめ星(こと座ベガ)までの距離は約25光年、彦星(わし座アルタイル)は約17光年です。一方、はくちょう座デネブは1等星ながらももともとが非常に明るい超巨星のため、およそ3,000光年の彼方にあります。私たちの住む銀河系の直径はおよそ10万光年で、私たちの太陽系銀河系の中心からおよそ2万8,000光年離れたところにあります。

銀河系に近く、銀河系と同じぐらいのサイズを持った銀河であるアンドロメダ銀河までの距離は、230万光年。最も近い銀河団であるおとめ座銀河団の中心にある楕円銀河M87までの距離は、6,000万光年。最初に見つかったクエーサーである3C273までの距離は、20億光年。これまでに見つかった、最も遠い原始的な銀河までの距離がおよそ130億光年。そして、観測できる宇宙の果ては137億光年の彼方になります。