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VLS

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関連情報

分類:ロケット
名称:VLS
打ち上げ国名・機関:ブラジル/ブラジル宇宙局(AEB)
開発機関・会社:ブラジル航空宇宙研究所(IAE)
運用機関・会社:ブラジル宇宙局(AEB)
打ち上げ場所:アルカンタラ打ち上げセンター
運用開始年:1997年

ブラジルは、1978年に国産ロケットによる国産衛星の打ち上げを決定し、1980年から「衛星打ち上げロケットVLS(Veiculo Lancador de Satelites)の開発に着手しました。ミサイル関連技術規制との関連で先進諸国からの先端技術移転が困難なため、VLSの開発は予定よりも5年も遅れましたが、1997年11月2日にはVLSの1号機にデータ収集衛星SCDを載せて打ち上げるまでに至りました。しかしVLSは離床1分後にコースを逸れたのため、爆破されました。当初の計画では、VLSによる打ち上げは4回予定されています。

1.どんな形をし、どんな性能を持っているの?
VLS、全段固体推進剤を用いる4段ロケットです。本体の回りに4本のストラップオン・ブースタ(第0段)が取り付けられた形態で、ロケットの直径はいずれも1m、本体の第1段と第2段は基本的に同じものです。推力はブースタが各31.5トン、第1段が33.3トン、第2段が21.7トン、第3段は3.46トンになります。全長は19.05m、離昇重量は50トンです。高度750km、傾斜角25度の円軌道に200kgの衛星を打ち上げる能力があります。

2.打ち上げや飛行の順序はどうなっているの?
VLSは4本のストラップオン・ブースタ(第0段)のみで離昇し、離昇59秒後に第1段が空中点火されます。その直後の離昇63秒でブースタは切り離され、第1段も離昇1分58秒で切り離されます。第2段は離昇後3分まで燃焼して切り離され、約12分の慣性飛行(コースティング)のあと、第3段が73秒間燃焼して衛星を軌道に乗せます。

3.どんなものを打ち上げたの?
SCD(Satelites de Coleta de Dados)という衛星を打ち上げています。

4.どのくらい成功しているの?
1997年11月の第1回目の打ち上げは失敗に終わりました。1999年12月11日に2回目の打ち上げが行なわれましたが、これも失敗に終わっています。

5.この他に、同じシリーズでどんな機種があるの?
VLSの上段を液体推進剤ロケットにした発達型も考えられています。