JAXA小惑星探査機「はやぶさ」物語

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仕様

名称: 第20号科学衛星 小惑星探査機「はやぶさ」
開発ネーム: MUSES-C(Mu Space Engineering Spacecraft-C)
種別: 工学試験探査機
大きさ: 6m×4.2m×3m(太陽電池パドル、サンプラーホーン展開時)
1m×1.6m×1.1m(衛星本体)
重量: 510kg(打上げ時、燃料重量を含む)
推進システム: 電気推進(イオン)エンジン 冗長1基を含み4基(惑星間推進用)
化学推進エンジン(スタスター) ノズル12基(姿勢制御用)

電力システム: 太陽電池 ガリウムヒ素 2.6kW/11m2(1.0 AUに於て)
バッテリー リチウムイオン二次電池 容量13.2 Ah
通信システム: 高利得アンテナ 1基 パラボラ形(直径1.6m)
中利得アンテナ 2基 ホーン形
低利得アンテナ 3基 マイクロストリップ形
打ち上げ: 2003年5月9日 午後13時29分25秒(日本時間)
打ち上げロケット: M-Vロケット5号機
射場: 鹿児島宇宙空間観測所
目的: 惑星間航行用のイオンエンジンの実証、光学情報に基づく位置・姿勢決定を行なう自動・自律的な惑星間航行システムの確立、小惑星表面からのサンプル採集、および惑星間軌道からの直接カプセルを大気圏再突入させサンプルを回収することを工学的な目的とする。また宇宙科学の観点から、小惑星「イトカワ」へ到達しランデブー飛行しながら長期にわたりその場観測をする。小惑星の表面から土壌サンプルを回収し、地球へ帰還するサンプルリターンをおこなう。
軌道: 太陽周回軌道
「イトカワ」到着: 2005年9月12日(小惑星から20km離れたゲートポジションに到着)
地球帰還: 2010年6月


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